【「知らなかった」では済まされない!】
身近に潜む有機フッ素化合物のリスクは要回避。
『水が危ない! 消えない化学物質「PFAS」から命を守る方法』を5月23日に発売。
WHOが発がん性があるとした物質の正体とは?
PFAS調査・研究の国内第一人者が、身近に忍び寄るPFAS汚染と健康への影響を避ける方法を紹介。
PFASから身を守る! 本書で今すぐできる対策を知ってください。
本書では、身近に忍び寄るPFAS汚染と健康への影響を避ける方法を4つのパートで紹介していきます。
Part1 PFASを知る
Part2 PFASの健康影響を知る
Part3 生活の中のPFASを知り、選択肢を持つ
Part4 PFAS問題に立ち上がった人たち
『水が危ない!消えない化学物質「PFAS」から命を守る方法』
身近に潜む危険な有機フッ素化合物
著者 原田浩二 (河出書房新社)
46判 208ページ 1694円(本体1540円) ISBN:978-4-309-29398-1 Cコード:0077
水道水や井戸水が高濃度のPFAS(有機フッ素化合物)に汚染されていた!?
PFASは「永遠に消えない化学物質」!
化学物質PFAS(ピーファス)は、身近にある便利な製品から知らず知らずのうちに私たちの身体に侵入し、病気や、子どもの発育のリスクに影響している可能性が指摘されています。
水道水や食品への汚染も問題視されています。PFASは体内に摂り込まれると血液に溶けやすく排出されないため、脂質異常症や甲状腺ホルモン、がんなどの健康影響を及ぼすこともあります。欧米などに比べて、日本では、飲料水の暫定目標値はあるものの、一部のPFASにしか法的な仕様の規制がありません。
著者の原田浩司先生(京都大学大学院医学研究科准教授)は、環境衛生学を専門とし、2002年からPFASの汚染問題に取り組む京都大学の調査チームに所属。近年は国内各地の市民団体と連携しながらPFAS汚染の調査・研究に取り組まれています。
まだまだ日本では周知されていないPFASの正体を知り、どうやってその驚異から身を守るのか。各自治体や市民の取り組みなども紹介した必読の1冊です。
PFASから身を守る! 本書で今すぐできる対策を知ってください。
『これでわかるPFAS汚染』
暮らしに侵入した「永遠の化学物質」
編著者 原田浩二 (合同出版)
A5判 112ページ 1300円(税別)
ISBN 9784772615488
新しい公害に対し、いま私たちにできることがあります。
4730種類(注)以上の仲間がいるなか毒性が明らかになり規制されているのは、たった2種類―PFOA(ピーフォア)とPFOS(ピーファス)。ほとんどの有機フッ素化合物(PFAS)は、毒性がわからないまま、リスクを潜ませ暮らしの中に溶け込み、水・土壌、人体へと入り込み、分解されることなく、蓄積されているのです。(注:OECDによる定義)
20年以上にわたり有機フッ素化合物(PFAS)の毒性を研究し、市民とともに暮らしのなかの汚染調査をしてきた研究者がやさしく解説。沖縄、東京、愛知、大阪で汚染被害を訴え、解明にむけて国内外に発信する市民運動4団体の報告も収録。
PFAS研究の第一人者、政府のPFASについての専門家会議の委員でもある原田浩二・京都大学大学院医学研究科准教授 編著の新刊が発刊。多摩地域の汚染についても触れられています。
〖目次〗
第1部 これだけは知っておきたいピーファス汚染
第1章 ピーファスとは何か?
第2章 ピーファス問題の発覚
第3章 日本の環境汚染の実態
第4章 ピーファスによる健康への影響
第5章 ピーファス問題の今後
第2部 ピーファス汚染と闘う
1 沖縄・嘉手納基地と普天間基地周辺での地下水汚染
2 東京・多摩の地下水汚染と血液検査
3 愛知県豊山町の水道水汚染
4 大阪府摂津市から大企業の世界的汚染に声を上げる
5 命の水を守るために、いま私たちができること
あとがきにかえて―ピーファス問題は始まったばかり
〖著者プロフィール〗
京都大学大学院医学研究科准教授(社会健康医学系専攻健康要因学講座)、専門は環境衛生学。
2002年に京都大学で小泉昭夫教授(現・名誉教授)の調査チームの一員としてピーファス汚染に取り組み、近年は国内各地の市民団体と協力しながらPFAS汚染の調査・研究に取り組む。
環境省・PFASに対する総合戦略検討専門家会議委員。日本衛生学会理事 など
〖目次〗
第1章 「永遠の化学物質」
第2章 隠されていた地下水汚染
第3章 取水停止の衝撃
第4章 水質調査はなされていた
第5章 見えない地下水脈
第6章 汚染源を追う
第7章 連鎖する無責任
第8章 日米地位協定の壁
第9章 日米合同委員会の闇
第10章 「空白」の舞台裏
第11章 バイオモニタリング
第12章 広がる汚染地図
終章 汚染と隠蔽
「消された水汚染」
『永遠の化学物質』PFOS・PFOAの死角
諸永裕司 著(平凡社新書) 980円(税別)
ISBN 9784582859942
「永遠の化学物質」有機フッ素化合物によって東京の地下水が汚染されていた。健康被害は、汚染源は。その真相に迫る執念の調査報道。
フライパンや防水スプレー、半導体、泡消火剤など、多岐にわたる用途で使われる有機フッ素化合物。発がん性が指摘され、世界では規制の波が押し寄せる。
そんな便利で厄介な物質によって、東京・多摩地区の一部の地下水と飲み水が汚染されていた。
住民に健康影響はあるのか。見えざる汚染源を追跡する過程で露わになったこの国の姿とは。
〖著者プロフィール〗
1969年生まれ。
元朝日新聞記者で現在はフリージャーナリスト。
93年、朝日新聞社入社。
週刊朝日編集部、AERA編集部、社会部、特別報道部などを経て、出版当時はマーケティング戦略本部所属。
著書に『葬られた夏 追跡・下山事件』(朝日文庫)、『ふたつの嘘 沖縄密約 [1972-2010]』(講談社)がある。